起業するまで⑫ 予兆

介護施設の給食業務は順調でした。

今まで1日3食・100名規模での現場で働いていましたので昼のみの提供というのは気持ちの余裕が大きく違いました。

従事して3ヵ月位でしょうか、その余裕を徐々にパートのAさんが破壊していきます（笑）

そのAさんは自分を立ててもらえないとヘソを曲げるタイプのように映っていました、厨房内のセットも私のやり方だと不満があったそうです。パートさんは盛り付けや洗い物が中心です、(献立・仕入・仕込み・調理まで私がやりますのでそこに個人差は出てきます）補助の人の裁量で現場を組み立てるなんて事は通常しません。他のパートさんからは随分と楽になったと言ってもらえたくらいです。

厨房内でAさんの素行がエスカレートしていきます。

• 食器を用意する際に物凄い音を鳴らし威嚇したり
• 厨房内で私に対しての当て付けを聞こえるように言ってきたり
• 私がセッティングしている所をわざわざ壊し過去仕様に戻してしまう

言ってしまえば本当にキリがありません、私が注意したところで火に油状態になっていきました。自身の裁量でパートを差配できませんでしたのでAさんの素行に対し日付や内容、それらを記録し施設長に相談することにしたんですよ。

揉め事において片方が一方的に悪いという事はほぼありません

私にも省みるところはあったと思います。今までと違うやり方に不満が生じないような説明や人間関係の構築がその人に対しては出来てなかったのかもしれません。

新しい環境に入る難しさは年を重ねるほど痛感します。別の社会で得た経験や知識というのは武器であると同時に激薬にもなります。その扱いのバランスが当時の私には不足していたのかと思います。

Aさんに対する憤りを抱えていた私は施設長に相談することになります、そしてその憤りは更に増すことになっていきます（笑）

2018年1月、年明けからなかなかハードです(;´･ω･)

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