起業するまで⑤ 介護経験

実際に介護に携わるとご利用者様の情報というものを多く頭に入れないといけません。
性格や認知の性質、既往歴（過去に係った病気）や持病、服薬と数えだしたらキリがないです。
趣味や職歴を知るというのも人間関係を構築するのに重要なツールです。
その情報をなるべく多く入れながらご利用者様に気分良く過ごして頂く、それが大切だと思います。

排泄1つ個々で対応が変わります。（表現には気をつけますが介護職の方が見て気分を害しましたら申し訳ありません）
トイレまで手引きが必要な方・ズボンを下ろすまで介助をする方・便のふき取りまで必要な方など細かく述べればいくつでも出てきます。ご利用中は時間・場所を問わず排泄の対応が必要になってきます。
私が経験した中では
●送迎中に車内で排泄ーこれはシートなどを座席にしていないととんでもないことになります。その場での作業もそうですが車内の匂いや清掃など施設内と比にならないほど大変です。これは誰が悪いという話ではなくこのような経験が予備知識となり今後の対応に生かされていきます。その為に職員内での情報共有・連携が必要になってきます。

●外出中の便いじりーご利用者様の中にはご自身の便をいじる癖のある方もいます。その方は施設内ではしないのに外出先で動きだすといった注意の必要な方でした。

スーパーに買い物に出かけた時の事です、2人のご利用者様と同行をしました。情報は頭に入っていましたのでカートを押してもらい手を遊ばせないよう配慮していたんですね。（それでも目は光らせますが……笑）買い物中、ダンボールに体が引っ掛かかってしまい床に商品が散乱してしまいました。1分ほどですかね…私が急いで拾って片付けると・・・はい、便が手にしっかり付いていました(｀・ω・´)

大パニックです！周囲にお客さんはいますし商品に触れさせれませんし2人の対応中ですしと（笑）その方の両手首を持ちながら店員さんに説明、2人をトイレに誘導して何とか迷惑を最小限にすることができましたが……

……私、怒ってしまったんですよね自身の見守りが甘いことを棚に上げて。これは今でも忘れられません、介護を続けるほどにこの時の自分の始末の悪さが思い起こされます。

介護職をされている方なら排泄にまつわるエピソードが1つや2つ出てくると思います。たくさんの失敗を糧にして頑張られている職員さんは本当に尊敬します。いつか自分もその対象になれるよう頑張っていきたいです。

只、その頃の自分はそんな考えが及ぶこともないくらい余裕がありませんでした、「ある程度経験したら給食業界に戻る」そんな考えを持ちながらやっていたので甘えがあったのかと思います。

当然ながらこの頃には起業なんて全く頭にありません、とりあえず目の前の事を頑張ろう。その思いで働いていました。

⇧⇧⇧クリックしてもらえますと励みになります😀
介護施設ランキング